新卒採用

顧客ニーズの把握と仕様検討

営業・技術営業と連携し、お客様の課題や要望をヒアリング。
用途・加工内容・設置環境・作業導線・安全性など多面的な観点から、仕様を構想します。

構想設計・レイアウト検討

構想設計フェーズでは、2D CAD「AutoCAD」を活用して概略レイアウトを作成し、動作フローや設備配置の大枠を検討します。
その後、詳細検討に進むタイミングで3D CAD「iCAD SX」を用い、立体的に構造・干渉・作業性を検証します。

詳細設計・構造解析（Jupiter）

構想が固まった後、装置フレーム、加圧機構、金型ホルダーなどの高精度部品を詳細設計。
強度や変形量を可視化するため、構造解析ソフト「Jupiter」を用いてシミュレーションを行い、設計の妥当性を数値的に裏付けます。

制御設計（PLC・I/O・センサ・サーボ）

PLC（三菱・安川）を使用し、装置全体の信号制御を設計。
動作ロジック、安全インターロック、センサ信号処理など、“装置を正しく動かす”心臓部の制御を担います。

社内DR・試運転・調整

構想DR・詳細DR・制御DRなど、社内設計レビュー（DR）を段階的に実施。
装置が完成すると、製造・制御・ソフトの各チームと連携しながら試運転・デバッグを行い、装置性能を仕上げます。

現地立ち上げ・フィードバック

装置納品後、必要に応じてエンジニアが顧客工場に同行し、設置・再調整・操作説明などを実施。
顧客から得られた実用上の気づきを次の製品開発に活かすことが、吉野機械の開発スタイルです。

図面確認・段取り準備

まずは設計図面・部品表（BOM）を確認し、作業工程や必要部材の確認を行います。
装置全体の構成や設計意図を理解し、正確で効率的な製造のための準備を整えます。

機械加工（高精度部品の内製）

プレス装置の中核となるプレス機構、駆動部、金型ホルダーなどの高精度部品は、社内で内製加工。
使用設備は、門型5面加工機、横中ぐり盤、マシニングセンタ、NC旋盤、複合加工機、平面研削盤など多岐にわたり、加工対象に応じて最適な設備を選定します。

装置組立（メカ組み）

加工済みの部品や外注部品をもとに、装置の骨格・可動部を完成形までの効率的かつ最適な順序を考えながら、段取りよく正確に組み立てていきます。
プレスフレーム、スライド部、搬送ユニット、カバー、安全柵などを正確に組付けます。

電気配線・制御盤組付け

装置内外のセンサ、アクチュエータ、HMI、各種機器を制御盤と正確に接続します。
使用するPLCは三菱電機系や安川電機系が主流ですが、海外顧客や外資系設備では、海外メーカー製の機器やPLCにも柔軟に対応しています。

社内立ち上げ・DR・デバッグ支援

組立後は、設計・制御・製造が連携し、社内での試運転を実施。
**DR（Design Review）**での確認事項を反映しつつ、動作確認やセンサの反応、安全回路のチェックを行います。

出荷準備・現地据付対応

完成後は装置を分解・梱包し、出荷準備。
案件により、顧客現地での据付・調整作業にも対応し、現場での稼働まで見届けます。

装置仕様の確認・
構想設計段階からの参画

営業・設計部門と連携し、装置に搭載されるロボットの選定や動作仕様を検討。
可搬重量・可動範囲・サイクルタイム・安全要件などをもとに、最適なロボットと周辺構成を提案します。

ロボットティーチング・動作検証

3Dモデルやシミュレーションを活用しながら、ロボットの動作プログラムや軌道設定を行います。
実機調整時にはティーチングペンダントを使って動作確認・微調整を行い、最適な動作に仕上げます。

制御連携・装置統合

PLC（主に三菱電機）との通信やHMIとの連携を通じて、装置全体の一部としてロボットが正しく機能するよう統合します。 I/O割付・安全インターロック・エラー処理などの整合性を確保します。

社内立ち上げ・現地据付・サポート

完成後は、社内での試運転、現地での据付・調整・初期サポートにも関与します。
動作テスト、干渉チェック、オペレータ向けの操作説明など、顧客と直接向き合う仕事でもあります。

問い合わせ・引き合いの獲得

展示会、Webサイト、紹介、既存顧客などさまざまな経路からの問い合わせに対応します。 吉野機械では、単なる価格勝負ではなく「完全自動曲げシステム」や自動省力化ラインなど、独自技術に関心を持った企業からの相談が中心です。

顧客訪問・課題ヒアリング

担当顧客の工場や現場を訪問し、設備導入の背景や製造工程の課題を丁寧にヒアリングします。 お客様の“真の困りごと”に気づき、それを装置提案でどう解決するかを探るのが営業の役割です。

社内フィードバック・
技術との連携

ヒアリング内容を社内へ持ち帰り、設計や製造部門とすり合わせを行います。 吉野機械では、「モノを売る」のではなく「仕様を設計して売る」スタイルのため、社内連携がカギを握ります。

提案・見積・受注活動

技術部門と連携して仕様書やレイアウト・見積書を作成。 提案資料やシミュレーション動画を用いてプレゼンを行い、顧客との交渉を進めます。

契約後のフォロー・納入対応

受注後はプロジェクトチームと連携し、製作の進捗を管理。 納入・立ち上げにも関与し、納品後も長期的な信頼関係の維持を図ります。

次の提案へ

導入効果の確認や、顧客の新規事業計画に合わせて次の提案機会を創出します。

技術的ヒアリング・仕様理解

営業職とともに顧客打合せに参加し、仕様要望や工程内容、必要な自動化レベルなどを技術目線でヒアリングします。 技術的な可否を見極めながら、お客様の“実現したいこと”を社内で具体化できる形に落とし込む初期対応が重要です。

顧客訪問・課題ヒアリング

仕様提案・構想資料の作成 ヒアリング内容をもとに、システム構成やレイアウト、概算仕様を技術資料にまとめます。 装置の外形、動作概要、必要機能などを明示した構想図や技術提案資料を営業と連携して作成します。

社内調整・設計部門との連携

構想資料をベースに、設計・製造・調達と打合せを重ね、技術的整合性・実現可能性・コスト見積を精査します。 特に、工程構成や自動化範囲、納期のすり合わせが重要になります。

見積設計・原価積算

社内で決定した構成に基づき、使用機器や工数、外注費などを積算し、見積金額の試算を行います。 見積書案は営業と連携して作成し、顧客に提出される提案書類の中核を担います。

提案支援・技術フォロー

営業が主導するプレゼンテーションや提案活動に同席し、技術的な質疑に対応します。 案件受注後も、設計部門や顧客と仕様確認を続けながら、円滑な技術移行を支援します。

納入装置の立ち上げサポート

装置の納品後、顧客現場にて据付や試運転、操作説明、最終調整などを担当。
「装置が問題なく稼働するか」を現場で直接確認・対応する、非常に重要な役割です。

点検・定期メンテナンス

納入後も、定期点検や保守メンテナンスを実施。
不具合の早期発見や、トラブルの未然防止につながる重要な仕事です。

トラブル対応
（出張修理・部品交換）

万が一の不具合や停止時には、最速で駆けつけ原因を特定・対処。
社内関係者やメーカーと連携しながら、装置の早期復旧を目指します。

改造・仕様変更への対応

設備増設や製品変更に伴う「金型交換」「仕様変更」「新機能追加」などにも対応。装置メーカーだからこそできる技術的なソリューション提案を現場主導で進めます。

社内へのフィードバック

現場で得た「生の声」や「リアルなトラブル事例」は、設計改善・新製品開発に直結。
吉野機械では、サービス職からの現場情報が「次の開発」の種になることも少なくありません。

部品・外注品の受入検査

装置に使用される機械加工品・購入部品・外注加工品などを、納品時に検査。
図面公差、仕上がり、数量などを確認し、必要に応じて検査記録を作成します。

社内加工品の中間検査

仕様提案・構想資料の作成 社内で加工したプレス機構部・金型ホルダー・駆動部などの高精度部品について、加工直後に寸法・形状・平行度・穴ピッチなどの検査を実施します。

組立・配線後の社内検査
（出荷前）

装置の完成後、外観・動作・配線・安全装置・構造強度などをチェック。
最終確認として、**“お客様に安心して納品できる状態か”**を目で見て判断します。

クレーム・不具合対応
（原因究明と再発防止）

納入後に万が一発生した不具合に対し、原因究明と社内対策をリード。
設計・製造・サービス部門と連携し、単なる対処ではなく「予防」につながる行動を行います。 見積書案は営業と連携して作成し、顧客に提出される提案書類の中核を担います。

品質基準・社内ルールの整備

ISO9001運用は2025年より終了しますが、今後は実態に合った社内基準やチェック体制の整備をより柔軟に行います。
チェックリストや標準作業書を整備し、各部門との連携で現場に根付く品質文化を構築します。

工程改善・
現場へのフィードバック

検査・トラブル対応の結果から、工程改善につながる気づきを現場に還元。
品質管理は単なる「確認者」ではなく、**設計・製造を強くする“品質のハブ”**です。

海外市場調査・情報収集

ターゲットとなる国や地域の産業構造、競合状況、導入ニーズを調査。
JETRO、商社、展示会などを通じ、吉野機械の技術が求められる市場を見極めます。

海外代理店・
現地パートナーとの連携

現地の販売代理店や技術パートナーと連携し、案件対応・販促活動・トラブルフォローなどを推進。
社内の技術部門と橋渡ししながら、ローカライズされた提案・対応を行います。

海外展示会の企画・運営

吉野機械では、以下のような世界有数の展示会に出展し、製品プロモーションと販路開拓を進めています。これらの展示会では、現地ブース設営、デモ機輸送、営業資料の翻訳・制作、来場対応、通訳、現地営業同行など幅広く担当します。 ・METALEX（タイ・バンコク）
・EuroBLECH（ドイツ・ハノーバー）
・FABTECH（アメリカ・シカゴ）

デジタルマーケティング
・販促企画

現地顧客向けの多言語カタログ、英語版Webページ、SNS展開、製品動画などのグローバルブランディングも担当。
翻訳にとどまらず、「どう伝えるか」「どう見せるか」までを現地視点で設計します。

輸出調整・納品支援

輸出製品の仕様確認、通関書類（インボイス・パッキングリスト等）、梱包方法、船・航空輸送の調整も行います。
現地据付や試運転の手配まで関わることで、顧客との信頼関係構築にもつながります。

フィードバックと次戦略の立案

現地代理店や顧客からの声をもとに、製品改善や販路戦略を立案。
吉野機械では、マーケティング職が次の海外展開を「戦略」からつくっていく役割を担います。

図面確認・
部品手配計画の立案

設計部門から届く図面や構成表（BOM）をもとに、必要な部材の種類・数量・納期を整理。
加工品・購入品・標準品・外注品などを分類し、最適な手配計画を立てます。

仕入先との交渉・発注処理

図面・仕様・価格・納期をもとに、社内外の仕入先や協力工場と連携しながら部品を発注。
価格交渉・発注書発行・納期確認など、QCD（品質・コスト・納期）のバランスを取りながら取引を進めます。

納期管理・リードタイム調整

発注後は各仕入先の進捗を確認しながら、生産部門や組立スケジュールと連携して納期管理を行います。
TECHSの進捗管理機能を使って、納品予定と実績の差異を可視化します。

品質確認・
トレーサビリティ対応

納品された部品の仕様・数量・図面通りの仕上がりなどを確認し、必要に応じて品質管理部門と連携。
また、装置ごとの**製番管理や履歴管理（トレーサビリティ）**も資材部門が担います。

コスト改善・取引先選定

仕入れコストの適正化やリスク分散のため、新規仕入先の開拓や相見積もりによる価格検証を行います。
設計変更やリピート品への切替など、コストに対する提案も重要な役割です。

海外調達・グローバル対応

一部の部品やユニットは、海外メーカーや外資系サプライヤーとの直接取引も発生。
輸入調整、インボイス管理、通関書類確認など、国際調達に関する業務も将来的に拡大中です。

社内庶務・備品管理

社内で使用する消耗品や事務機器の発注・在庫管理・配布を行い、社員が快適に働ける環境づくりを支えます。
名刺・制服・文房具・清掃用品などの定期手配も総務の役割です。

勤怠・労務管理のサポート

従業員の出退勤データの確認や、休暇・有休取得の管理、年末調整や社会保険関連の書類対応など、労務全般を担当します。
吉野機械では、勤怠管理に「HRMOS（ハーモス）」、年末調整には「SmartHR（スマートHR）」を活用しており、クラウドシステムによる効率的かつ正確な労務管理体制を構築しています。

安全衛生・設備点検の管理

工場やオフィス内の安全・衛生管理（掲示物の管理、安全靴やヘルメットの支給など）や、定期的な設備点検・法令対応（消防・電気・空調など）の対応窓口を担います。

社内行事・来客対応・広報支援

社内イベント（入社式、地鎮祭、社内報、表彰など）や、来客の受付・応接手配、社外向け資料の準備などを行います。
また、会社見学・取材対応・HP素材の取りまとめなど広報的な業務のサポートも発生します。

業務改善・社内システム管理

勤怠管理や申請フローの電子化、文書管理の効率化など、バックオフィスのDX化・業務標準化にも取り組んでいきます。
また、SmartHRのタレントマネジメント機能も活用しており、人材データの一元管理や評価制度の運用支援にも今後総務として関わっていきます。